プロローグ。

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「……動物、飼う?」 アイドル顔負けなイケメンな彼ピッピ。 そんなスパダリは私の事を第一に考えてくれる……幸せすぎる。 因みに、スパダリとはスーパーダーリンとの事、だそうだ。 ーーー そんなある日……私は仕事を辞めた。 虐めが原因だった。 私は彼氏と付き合ってからというのも……順風満帆で幸せの絶頂期だった。 こんなに楽しくて良いのだろうか――?と毎日思うほど、「やっほほーい♪」とスキップをして駅に向かい「うっふふーい☆」とバクテンをしながら出社するくらい、楽しかった。 でも、落とし穴はあるものだ……。 私は忘れていた。 生活が変わったとしても、私の性格は悪いというのは変わっていなかった――だから、友達に酷いことを言ってしまったのだ。 友達は彼氏と別れ、自暴自棄に陥ってしまっていた……そんな友達は私に「幸せそうで、良いね」と呟いた。 それに対して私は「幸せだよ。毎日楽しいし、私の彼氏は日本一、世界一かもしれないね」――なんて事を言ってしまったのだ。
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