初恋のロボットと逃避行する

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「絶対いやっ!!!」 あたしは、叫んだ。 「だって、目からビームでたり、腕が機関銃になったりするんだよ!」 そう嘆く、あたしに、ヒューは悲しそうに笑った。 「そういう時代なんです……。もう、私のようなヒューマノイド型ボディガードは古いんです」 金色の髪のヒューは目を伏せた。 青い瞳に、長いまつ毛が陰る。 ヒューは、あたしが子供の頃からいる、あたし専用のボディガードロボット。 そのヒューが、新しいロボットに代わって、廃棄(はいき)されるという。
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