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高校2年の夏も殺風景な家の庭に朝顔の花が彩りを添えてくれた。 私はアイナに咲き誇った花の画像を送った。 でもその頃から彼女からの返信が遅れたり来なかったりする事が増えていた。 近い内に会う約束もしていたが私は出来るだけ早く会った方がいいような気がしてならなかった。 そんな時アイナからメールが来た。 「コウコ... ごめん... もっと早くコウコに相談するべきだった。 僕が何とかなると たかを括ってしまったせいでこんな事になってしまったよ。 受験勉強をしてた図書館でナンパして来た田中って覚えてるだろ? あいつだよ... あいつが僕をストーカーしてるんだ。 岡野さんにも相談したけど今は付き合いはないしもう何年も会ってないみたいなんだ。 この事は親に話して警察にも相談してる。 コウコに会いたい。 寮は決して安全ではなさそうだから家に帰ろうと思ってる。 もうすぐ帰るしその時詳しく話すね。」 私は今でも岡野さんと連絡取れるんだと不思議に思った。 アイナからそのメールが来て2日後に田中に襲われた。 私はオロオロとして落ち着かない時を過ごしていた。 そしてとにかくアイナの家に行ってみようと思い家を出ようとした時だった。 「コウコ痛いよ。 お腹を押さえた掌が血だらけなんだ。 どうしよう... コウコに会いたいよ...」 久しぶりに聞いたアイナの声は苦しみに満ちていた。 外では雷鳴が轟き始めていた。
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