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「あの、課長__」
熱が下がったはずなのに、この頬が、胸が、心が、燃えるように熱いのはどうして?
俺様で自己中でSっ気ある課長が、思いやりのある微笑みを向けてくれたから?
それとも__。
私が今から、溢れ出る言葉を口にしようとしているから?
「なんだ?俺を遅刻させたいのか?」
「あのっ__私」
私__。
急に微睡みが襲ってきた。どうやらまだ風邪は私を解放してくれないらしい。
でも言わないと。
この気持ちを伝えないと。
「私、課長が__」
課長が__。
あなたのことが__。
__好きです。
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