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僕は、怪訝に思いながら、自宅で考えてきたことをやろうと、ポケットに手を入れ、ある石を取り出した。
それはガーネットという宝石で、ママの宝箱から持ってきた物だった。
「僕は、こんなの持ってるんだよー」
と言って、中央のテーブルに置いた。
すると少年も、袖の中からキレイな石を出した。
それは、ルビーだった。
僕は驚いた。
ママが自宅で化粧してる時に、ガーネットを見ながら、
『本当は、ルビーの方が好きなんだけどね‥‥』
そして化粧を終えると、宝石の図鑑のような本を見ていた。
僕も時々、その図鑑を見ていたから、その宝石がルビーだと、すぐに分かったのだ。
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