💀第28話 ツインレイの決意

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💀第28話 ツインレイの決意

カバラ「Death reading吊るされた男」 カバラの手から、無数の鎖が飛び散り、拓矢の身体中に巻き付き、華人王のいる塔の柱に拓矢は逆さ吊りに吊るされた。 華人王「カバラ‼︎良いか、じわりじわりと痛めつけ、奴の悲痛の叫びを呼びおこせ‼︎」 カバラ「分かってるよパパ、拓矢、お前はもう逃げられない、ジャッジメントの時間だ。」 拓矢「だぁ‼︎くそっ...身体が動かねぇ!!」 カバラ「Death readingソード8」 カバラの上に、鋭く尖る8本の剣が浮かび上がると、その剣の2本が、吊るされた拓矢の両腕を勢いよく貫いた。 拓矢「ぐぁぁぁぁ‼︎」 カバラ「感情は痛みを伴う物だ...どうだ?両腕を失った気分は。」 拓矢「舐めんなコラァ‼︎こんなもん痛くも痒くもねぇ‼︎」 カバラ「拓矢らしいね...それではこれならどうだ‼︎」 するともう2本の剣が、拓矢の両足を貫くと、拓矢の両足から血がドクドクと噴き出してきた。 拓矢「ぐぅはぁ‼︎...きかねぇって言ってんだろうが‼︎」   ----塔 ロノウェ「華人王様、能力者は覚醒したら、心の痛みしかにしか致命的なダメージを感じません、奴の致命的なダメージ、それはまさしく、そこにいるKiralaでございます。」 華人王「なんと‼︎それは名案だ‼︎よし来るのだKirala‼︎」 華人王はKiralaの腕を強く引っ張り、塔の上から拓矢に向かって大声で叫んだ。 華人王「見よ‼︎矢崎拓矢‼︎お前が心より愛する妹、Kiralaだ。」 拓矢「Kirala‼︎くそっ‼︎離せ華人野郎‼︎」 華人王「こやつを今宵、私の100人目の妻にして進ぜよう‼︎」 拓矢「何だと‼︎ぶっ56すぞてめぇー‼︎」 すると華人王はKiralaの耳元で囁いた。 華人王「そなたが私の妻になれば、強制収容場の旧日本人を直ちに解放し、秘密結社へのこれ以上の攻撃もやめてやってもよいぞ。」 Kiralaは躊躇いながらも、この状況を打開するため、沈黙を破るように決意した。 Kirala「分かりました。」 華人王「ぬぅぅぅん‼︎皆の者聞いたか‼︎Kiralaはこの瞬間から私の100人目の妻となる、そして、Jの娘でもあるこの女と、誇り高き華人族の子供を作るのだ‼︎」 拓矢「やめろー‼︎Kiralaを離せ‼︎」 華人王「矢崎拓矢‼︎お前の言う愛を証明して見ろ!Kiralaを私の手から奪い返して見ろ‼︎‼︎」 拓矢「くそがぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」 華人王は拓矢に見せつけるように、Kiralaに熱い接吻を交わした。 その瞬間拓矢の目から涙が噴き出し、拓矢の瞳は失望へと変わった。 華人王「はっはっは‼︎愛などとは所詮、己の弱さに依存しておるだけなのだ。」 ダダダダダダダ ダダダダダダダ ダダダダダダダ ダダダダダダダ カバラ「本性を表せ‼︎破壊兵器よ‼︎喰らえ‼︎」 宙に舞う2本の剣は、再び吊るされた拓矢に向かい、拓矢の両目を貫いた。 ブシャー‼︎ 拓矢「ぐぅぁぁぁぁ‼︎」 華人王「なんと見事だ‼︎」 カバラ「残り剣は2本だ。」 剣が刺さり塔に張り付けられた、拓矢の身体から炎が燃え上がり、一気にコロシアム全体を怒りの炎で覆った。 華人王「人を恨み、憎み、絶望をした破壊の感情が全てを燃やし尽くす‼︎‼︎はっはっは‼︎良いぞ‼︎」 ポツリ ポツリ... ロノウェ「ここまでの悲痛の感情さえ揃えば、あの第三人類を破滅へ追いやる事ができます、彼らの弱点は人の感情です、見て下さい血の雨が降って来ました、これは第三人類が憎しみの感情に感化され、衰弱すると起こる現象でございます。」 華人王「血の雨...なんとも美しい‼︎」 ロノウェ「この雨が止む頃には、第三人類は滅亡します。」 華人王「良いぞぉ‼︎あの星の数ほど無限に存在していると言われる第三人類の滅亡‼︎さらばカバラよ‼︎その男の感情をもっと揺さぶり、終焉とともにとどめを刺すのだ‼︎」 ザー ザーザー‼︎ 血の雨は激しさを増し、燃え盛る炎と流れる血の雨が混ざり合うように、コロシアムの舞台は地獄絵図のようになって行く。 拓矢「笑わせんな...。」 カバラ「何⁉︎」 拓矢「俺は憎しみも哀しみも全て乗り越えて生きて行く‼︎俺はKiralaを守るって決めたんだ!だからお前らには絶対負けられねぇーんだ‼︎‼︎」 すると燃え盛る炎に包まれた、拓矢の内なるハイヤーセルフが3つ目の瞳、サードアイを開眼させ、光を放つ様に目を見開いた。 ロノウェ「3つ目の瞳...」 カバラ「うっうわぁ...」 華人王「カバラよ!どうした?まさか怯えてるのではなかろうな⁉︎愛や夢を語る弱き者は皆殺しにしろ‼︎それが華人族の掟だ。」 カバラ「た、拓矢...うっ、うわぁぁぁぁ‼︎」 ハイヤーセルフと繋がった拓矢の真実の目は、カバラの心の奥深い闇を照らし、コロシアムの上空には、大天使ミカエルが光を放つように出現した。
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