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「私達友達だよね?なのにいじめられてる私を助けてくれなかったの?」
そう言って、その子はフッと消えた。
それは夢だった。
子どもの頃の友達を私はいじめられてるのに助けなかった。今でも夢を見る。
夜、駅からの帰り、誰かについてこられている気がした。
後ろを振り返ると、髪の長い女が立っていた。
「ねえ。私達友達だよね?私がわかるよね?」
あの娘だ。直感で分かった。
そして私は走って逃げた。
うちの前まで来て後ろには誰も居なかった。
私はずっと一生彼女がついて回るんだ。
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