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「だから好きじゃないって言ってるでしょ!!」
「やっと蘭にも春が来たようね♪初恋おめでとう。蘭の姉の私としては少し寂しい気もするけどね。そうと決まれば先生の事いろいろ知らないと!!まだ何も先生の事わからないでしょ?」
「うん」
「先生に蘭の事任せても大丈夫な人なのか、しっかりと私が判断するから任せて!ふふっこれから楽しみだわ♪」
いや瑠璃あんたいつ私のお姉ちゃんになったのよ?
うん、今は春だ・・・でも春の意味が違うよねそれ?それと勝手に初恋と決めつけないでほしい!!!
そして瑠璃が気に入らないと付き合ったりしたらダメな感じ?
それじゃあ瑠璃私のお母さんみたいじゃない・・・。あははは・・・。
それに明らかに、この状況を楽しんでるよね?
「いや瑠璃大きな勘違いしてるって!」
「蘭ってば気づいてないのね?先生といる時の蘭、私先生に恋してますって顔全開だったんだよ?」もう超可愛かったんだから・・・妬けるくらいにね・・・。
私そんな顔してたの?
恥ずかしすぎる・・・。
誰でも気づくレベルな顔してたの?
うん?瑠璃なんて言ったの?最後聞き取れなかったんだけど・・・。
「ねぇ瑠璃、先生を見て胸がドキドキするのも恋なのかな?」
「そうよ蘭♪それが恋する気持ちよ❤」
思えば先生が泣いてる顔を見て切ない気持ちと共に私の胸がドキドキしていた・・・あれが恋するって気持ちなの?
それじゃあ私にとって先生は一目惚れした人&初恋の人と言うことになる・・・。
ねぇ先生・・・私先生のことが好きになっちゃったみたいです・・・。
先生にもっと近づきたい、そして先生に釣り合う女の子になりたいです・・・。
どうしたら私は先生の隣にいれますか?
そして桜の木を見上げて声も立てずに泣いていた理由を、いつか私に教えて下さい・・・。
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