56人が本棚に入れています
本棚に追加
「白揚羽!いるんだろ!わしと
いっしょにいこう!身受けしてやる!」
朝からの騒がしい声でドキッとした俺…
裸の伯爵に横から抱きしめられていたが
伯爵もあまりの騒々しさに
目を覚ましたようだった。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「白揚羽を身受けするだと?
聞き捨てならぬ…」
伯爵はズボンをはき半裸の状態で
ただならぬ雰囲気で部屋のふすまを
乱暴に開き、階段をゆっくり下りていく…
「白揚羽!おりておいで!」
俺は慌てて下に着ている
碧い着物だけ着て、伯爵の後に続く!
のれんをくぐると伯爵が
朝から騒いでる60代ぐらいの
おっさんの胸ぐらを掴んでいた…
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「悪いなおっさん…白揚羽は
私が身受けすることにしてるんだ…
貴様には絶対に渡さない。」
60代ぐらいのおっさん
「ヒィイッ…!」
俺は伯爵の発言に嬉しく思って
壁にもたれながら、甘いため息をついていた///
遣り手のばあさん
「ということですので
申し訳ありませんが、お引き取りを!」
伯爵はおっさんの胸ぐらから
手を離して壁にもたれる
俺のそばに来てくれて
みんなの前で唇を奪われた…//
60代ぐらいのおっさん
「クソォオッ!」
おっさんは俺達の様子に
横入り出来ないものを感じたのか
そのまま、バタバタと走り去っていく。
最初のコメントを投稿しよう!