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黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「んちゅ…雪夜、君は私が身受けする…」
伯爵の柔らかい唇が小さく音を立てて離れ…
一緒に、また部屋に戻り
半裸だった彼は脱ぎ捨てていた
フリルシャツを着直し、上着を羽織った…
俺
白揚羽 雪夜
「ヴェレッド伯爵…ありがとうございます…///
ですが、身受けにはとんでもない
大金がかかかるのでは…?」
伯爵は余裕な笑みを浮かべる。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「もちろん、1~2億以上はするだろう
だが私にとってそれぐらい大したことはない。
私のものにしたくなったんだ…
今日にでも遣り手のばあさんと交渉しよう。」
伯爵は羽織っていた上着の袖に腕を通す…
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「あ、君はちゃんと着物を
着てからおいで…
肩出しと、かんざしは禁止だ
髪をまとめてしまったら
君のうなじが見えてしまうからな。」
俺は頷いて、碧い着物の上からシロアゲハの
刺繍がされた着物を着て…
褌をし直して
いつも出してる肩は出さず
首もとまでしっかり着付け…
かんざしはきっちり締めた帯にはさんで
火のついてない、キセルを片手に部屋から出る。
禿
「花魁、伯爵と遣り手が
いるところに案内します。」
俺は頷いて、少女の後に続いた…
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