🦋翌日(土ノ日)🦋

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黒薔薇王子 ヴェレッド伯爵 「んちゅ…雪夜、君は私が身受けする…」 伯爵の柔らかい唇が小さく音を立てて離れ… 一緒に、また部屋に戻り 半裸だった彼は脱ぎ捨てていた フリルシャツを着直し、上着を羽織った… 俺 白揚羽 雪夜(しろあげは ゆきよ) 「ヴェレッド伯爵…ありがとうございます…/// ですが、身受けにはとんでもない 大金がかかかるのでは…?」 伯爵は余裕な笑みを浮かべる。 黒薔薇王子 ヴェレッド伯爵 「もちろん、1~2億以上はするだろう だが私にとってそれぐらい大したことはない。 私のものにしたくなったんだ… 今日にでも遣り手のばあさんと交渉しよう。」 伯爵は羽織っていた上着の袖に腕を通す… 黒薔薇王子 ヴェレッド伯爵 「あ、君はちゃんと着物を 着てからおいで… 肩出しと、かんざしは禁止だ 髪をまとめてしまったら 君のうなじが見えてしまうからな。」 俺は頷いて、碧い着物の上からシロアゲハの 刺繍(ししゅう)がされた着物を着て… (ふんどし)をし直して いつも出してる肩は出さず 首もとまでしっかり着付け… かんざしはきっちり締めた帯にはさんで 火のついてない、キセルを片手に部屋から出る。 禿(かむろ) 「花魁、伯爵と遣り手が いるところに案内します。」 俺は頷いて、少女の後に続いた…
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