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黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「こちらへおいで…」
俺は伯爵に手を握られて船首に連れていかれた。
俺
白揚羽 雪夜
「あ…あれは…!」
その先には、まだ少し離れてるけど
大陸が見えてきていた!
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「あれが西洋の国…私の屋敷がある場所だ。」
す、すごい!西洋の国って
こんなに大きいんだな!
俺
白揚羽 雪夜
「なんて、美しいんだろ…」
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「君がな…」
耳元でそっと囁かれて、ゾクゾクした…//
俺
白揚羽 雪夜
「…///」
俺は見えてきた大陸に背中を向けて
熱くなった顔を冷まそうとしたんだけど…
アゴを伯爵の指先に捕えられて、口づけされて
俺は目を閉じながらその口づけに応じていた//
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ぁむ…ぺろ…//」
俺の口に伯爵の舌が滑り込んできて
俺はその舌にすぐに自分の舌を絡める…//
俺
白揚羽 雪夜
「ぁむ…ちゅ…//」
人目もはばからず、熱い口づけをされて
俺の呼吸が僅かに乱れてきた…
このままでは、窒息しそうだ//
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「んちゅ…ハア…
と失礼、私としたことが…//」
伯爵の唇が小さく音を立てて離れ
俺は呼吸を整えた…//
俺
白揚羽 雪夜
「はあはあ…いえ、大丈夫です…//」
しばらくして、船が
大きい港に入って停まる。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「そうか…い、行こう…///」
伯爵に手を握られて指先を絡められ
俺と伯爵は一緒に船からおりて港へ…
みんな、聞いたことない言語で話してる。
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