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港の紳士
「Bonjour!Bon retour, comte !
D'où vient la beauté ?」
(こんにちは!おかえりなさい伯爵さま!
その美人はどこから連れてきたんですか?)
なんか…声をかけられてるみたいだな。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「Je l'ai ramené d'un pays
oriental, n'est-ce pas sympa!」
(東洋の国から連れてきたんだ、素敵だろ!)
う、うん…なに言ってるか分からない…
港の紳士
「Est-ce vrai! Oui! C'est bien!」
(そうですか!はい!素敵ですね!)
その紳士は帽子を外して
丁寧に挨拶してくれて…俺も頭を下げた。
港から出ると、見たこと無い
鉄の塊が走っていて空気が少しよどんでいる…
俺
白揚羽 雪夜
「ぅ…ゴホッゴホッ…
なんていうか、スゴイ国ですね。」
伯爵は鉄の乗り物をひいた馬を止めた。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「大丈夫だ、白揚羽…
空気が綺麗なところに、すぐ連れていく。」
その馬を操縦してる人に何か伝えた伯爵と
その鉄の乗り物に乗り込んだ!
俺
白揚羽 雪夜
「は、はい…あの伯爵…
この乗り物はなんと言うのですか?」
馬が走り出して
伯爵はこちらに視線を向ける。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ああ、これは馬車と言う乗り物で
先を走ってる鉄の塊は車と言うんだ。」
ほう、なるほど…
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