🦋伯爵の屋敷(土ノ日)🦋

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馬車は舗装された道路から 舗装されてない山道に入って… 木々に囲まれながら先を進む。 ここの空気は新鮮だな 俺は深呼吸して山の景色を眺める… 俺 白揚羽 雪夜(しろあげは ゆきよ) 「良いところに住んでますね この心地良い風と森の匂い…落ち着く…」 俺の肩に伯爵が腕を回してきた。 黒薔薇王子 ヴェレッド伯爵 「そうだろ!クフフ… これだけ自然が豊かでないと 良い黒薔薇も育たないからな。」 俺は伯爵に視線を向けて にこりと微笑みかける。 俺 白揚羽 雪夜(しろあげは ゆきよ) 「なるほど、さすがですね…♪」 伯爵の柔らかい口づけが 俺の頬に触れてきて、俺は目を細めた… 黒薔薇王子 ヴェレッド伯爵 「ちゅ…ほら、見えてきた… あれが私の屋敷だ。」 馬車はその屋敷の前で停まる。 俺 白揚羽 雪夜(しろあげは ゆきよ) 「ここが…」 伯爵は頷いた。 黒薔薇王子 ヴェレッド伯爵 「そうさ…ほら、おいで…」 先に馬車から下車した伯爵… 反対側に回ってきて馬車の戸を開け 手を差し伸べてくれて 俺がその手を握ったら横抱きされて… 地面に下ろされた。 俺 白揚羽 雪夜(しろあげは ゆきよ) 「ありがとうございます…//」 伯爵はフッと笑って俺の頭を撫でてくれて… 馬車を運転してた人に小切手を渡した。 運転手 「Merci!」 (ありがとう!) 馬車は去っていき、俺は 伯爵の後に続いて屋敷前まで歩く…
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