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馬車は舗装された道路から
舗装されてない山道に入って…
木々に囲まれながら先を進む。
ここの空気は新鮮だな
俺は深呼吸して山の景色を眺める…
俺
白揚羽 雪夜
「良いところに住んでますね
この心地良い風と森の匂い…落ち着く…」
俺の肩に伯爵が腕を回してきた。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「そうだろ!クフフ…
これだけ自然が豊かでないと
良い黒薔薇も育たないからな。」
俺は伯爵に視線を向けて
にこりと微笑みかける。
俺
白揚羽 雪夜
「なるほど、さすがですね…♪」
伯爵の柔らかい口づけが
俺の頬に触れてきて、俺は目を細めた…
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ちゅ…ほら、見えてきた…
あれが私の屋敷だ。」
馬車はその屋敷の前で停まる。
俺
白揚羽 雪夜
「ここが…」
伯爵は頷いた。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「そうさ…ほら、おいで…」
先に馬車から下車した伯爵…
反対側に回ってきて馬車の戸を開け
手を差し伸べてくれて
俺がその手を握ったら横抱きされて…
地面に下ろされた。
俺
白揚羽 雪夜
「ありがとうございます…//」
伯爵はフッと笑って俺の頭を撫でてくれて…
馬車を運転してた人に小切手を渡した。
運転手
「Merci!」
(ありがとう!)
馬車は去っていき、俺は
伯爵の後に続いて屋敷前まで歩く…
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