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しばらく"てれび"を観ていたが
つい、うとうとしてしまって…
伯爵の肩に頭をもたれる。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「白揚羽…//」
伯爵の心地良い手がたまらない
このまま、寝てしまいそうだ…//
俺
白揚羽 雪夜
「伯爵の手、優しいですね…//」
俺を求めてくる客はみんな乱暴だった…
自分の欲求が満たされるのならそれでいい
そんな客ばかりだったけど…
伯爵は、ヴェレッド伯爵だけは
俺の様子を伺いながら…
ちゃんと2人で
気持ち良くなれる方法を知っていた。
あそこから解放されて本当に良かったと
いま、しみじみ思う…
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「今日はもう、寝るか…?」
俺はもたれてた頭を離して
伯爵に視線を向ける。
俺
白揚羽 雪夜
「いえ、まだ…大丈夫です。
それより伯爵、お腹は減っていませんか?」
伯爵は少し考えるような仕草をした…
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「まずまず、といったところだな。
ふむ…そうだ!ティータイムといこう」
伯爵は"ソファー"から立ち上がって
厨房…みたいなところに向かい
俺も"そふぁー"から立ち上がって
その後に続いた。
俺
白揚羽 雪夜
「何をするんですか?」
伯爵は振り向いて微笑む。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ああ、紅茶を淹れるんだ…
やり方を教えてあげよう。」
俺は大きく頷いて、伯爵と一緒に
厨房らしきところに入った…
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