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俺
白揚羽 雪夜
「3階、ですか…」
なんか、ワクワクしてきた!
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ああ、3階は私の部屋なんだ。」
…!
俺
白揚羽 雪夜
「俺の部屋って…もしかして…」
伯爵は頷いた!
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ああ、私と同じ部屋だ。」
や、やっぱり!
俺
白揚羽 雪夜
「俺、邪魔じゃないですか…?」
伯爵は笑ってる。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「邪魔だなんてとんでもない!
私は毎日、君とともに目覚めたいんだ…」
…//
俺
白揚羽 雪夜
「ヴェレッド伯爵…//」
俺は伯爵に手を繋がれたまま
その寝室前まで来て
空いた方の手で扉を開けてくれた!
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「ここは君と私の寝室だ。」
すごい…大きな寝具が置いてある。
しかもなにか上から
布のようなものが垂れ下がってるな…
俺
白揚羽 雪夜
「大きな部屋ですね…!」
伯爵は頷く。
黒薔薇王子
ヴェレッド伯爵
「そうだろ!トリプルベッドで
その布は天蓋と言うんだ。
寝室の隣の部屋は
プライベートジムがあって…
その同じ部屋にトイレと浴室がある。」
薔薇色の床に黒薔薇色の壁…
"とりぷるべっど"とやらは灰色か。
すごいな、こんな
豪華な部屋は見たことがない!
俺
白揚羽 雪夜
「あの、その"とりぷるべっど"に
寝てみてもよいでしょうか?」
伯爵は頷いて、そっと優しく手を離され
俺はゆっくり"とりぷるべっど"に近づいていく…
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