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疲労と涙
その後、社長から修正点を言われたが、気力がなくなった私はトイレに駆け込みまた泣いた。
今日、彼氏がきて一緒に夕飯を作る予定だったが、無くなった。
だが、彼氏は心配だから来てくれる。でも私はいない。
流石に今日は終電で帰ろうと思った。
トイレから戻ると社長はこう言った。
「もう事務所出ちゃうからメールで今日中に送って」
そう言い残し、事務所を出た。
私は今日中という言葉に絶望を覚え、なんとか3枚、修正できるよう努めた。
提出日は来週の月曜日。
だが、社長の計画はきっと金曜日に提出して月曜日は予備日にしたかったのだろう。
私はやれるだけのことはやった。
18時になり、社長にメールで送信した。
すぐには返事が返って来ず、返事を待っている間、疲労でなにも考えられなかった。
返事が返ってきたのは19時。恐る恐る確認をした。
「後ろの角度が全然だめ。あとはもうこれでいいや。」
この二言だった。
確かに後ろの角度は3日かかるものを徹夜で終わらせたものだったから仕方ないと思い、なんとか修正した。
修正し送信したのは23時頃。
返ってきた返事は絶望的だった。
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