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夜、二階の部屋からキョンちゃんと遊んだ畑を見降ろした。
あんなに仲良しだったのに、ずっと忘れててごめんね。
もう忘れたりなんかしないよ、キョンちゃん。
今度はキョンちゃんと遊んだ季節ごとに、あなたの笑顔を想いだすから。
――リッちゃん、大好き
キョンちゃんのことを考えていたら、どこかでそんな声が聞こえた気がして。
私もキョンちゃんが大好きだよ、と小さく呟いた。
ずっとずっと友達だね。
夢で会えたなら、あの日の約束通り、また遊ぼう。
向日葵の影でかくれんぼ、二人で青いグーズベリーを頬張って――。
――マイ フレンド――
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