妖界へのトビラ

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「ホノさん、さっきあの……猫、さん?たちの仕事を見てたんですけど、ただ穴を開けてただけ、ですよね……」 「あーそっか、琉星君は知らないんだっけ?猫ちゃんたちのこと」 ホノは、そうだったそうだったと笑ったかと思うと、突然シロの方を向きにっこりと花が咲くような笑顔を浮かべながら言った。 「……琉星君に猫ちゃん達の説明よろしくお願いしまーす!」 そう言ってシロが反論する間もなく、ホノは先程のリョウと同様に鼻歌を歌いながら保健室を出ていってしまった。 残った琉星とシロは目が合うなり、はあっと長い長いため息を吐いた。
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