よろずや妖珏堂
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スズと呼ばれた女の子は、キッと眼鏡の男を睨みつける。 「まあまあスズちゃん。彼はあの人の孫だよ?それに"あやかし屋"を任せられてるみたいだし?」 そう言いながら眼鏡の男は、ポンッと琉星の方に手を置いた。 「さぁ、どうぞ。月崎琉星くん」 そうして手を引かれながら琉星は店の奥へ入って行った。 ふと後ろを振り向くと、スズと呼ばれた彼女は先程とは打って変わって呆れ顔で琉星たちの後を着いてきていた。
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