ため息

2/2
前へ
/20ページ
次へ
見慣れた街並み 独りで歩き 何かに悩み 答え見えずに 自分の頭に植えた種は何か知らずに イラついて気づけば逃してる息 何度だって考えることを止めずに 同じこと繰り返し考えていて 思考回路が正常に見えていても 同じことグルグル考えていることに気づいて また一つ息を吐く ため息の数だけ悩んでるというなら その数だけ生きているってことだ ため息の数だけ幸せが逃げてるなら その幸せお前が吸ってくれよ 俺はお前に幸せになってほしい けど俺は俺を幸せにしたい ならお前が吐いた幸せを 俺が吸ってやるからいくらでも吐けよ もし人間が創り上げた定義が 人間の人生を創りあげているとするなら 確かに自分なんて人間は 幸せになんてなれやしないよな 心に蓄積していった幸せを 吐いたため息と一緒に逃している 「吐いても直ぐ吸えばいい」という特別ルールを思い出したが そういや吸ったのは臭いタバコぐらいだったと思い出して また一つ息を吐く ため息の数だけ悩んでるというなら その数だけ生きているってことだ ため息の数だけ幸せが逃げてるなら その幸せお前が吸ってくれよ 俺はお前に幸せになってほしい けど俺は俺を幸せにしたい ならお前が吐いた幸せを 俺が吸ってやるからいくらでも吐けよ 吐いたっていいんだよ それはお前が頭使って考えているって証 創り上げた定義なんてのは気にするな 絶対良いことあるさ だってそうだろ? 行き場がなくなるくらい考えているから 口の先にある世界が行き場になったんだ そのくらいお前の頭の中で考えてたってことだろ 吐いたため息の先に絶対幸せあると信じてみようよ ため息の数だけ悩んでるというなら その数だけ生きているってことだ ため息の数だけ幸せが逃げてるなら その幸せお前が吸ってくれよ 俺はお前に幸せになってほしい けど俺は俺を幸せにしたい ならお前が吐いた幸せを 俺が吸ってやるからいくらでも吐けよ
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加