花恋さんはめっちゃ強い!

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須崎は、ヤクザとも関わっているという、モノほんの不良だ。 いつも、相撲取りみたいな奴と、プロレスラーみたいな奴を従えている。 僕は、怖くて、廊下ですれ違う時も、いつも、俯いて目を合わせないようにしている。 人種が違うのだ。 僕が図書室で勉強していたら、その須崎が、 来るはずもない図書室に来た。 「お前、花恋結衣と付き合ってんだって?」 須崎が話しかけてきた。 僕は、途轍もなくビビった。 「えっ? あ、あ、はい……一応」
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