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「花恋を渡すかっ?」
僕は、生れてこの方、喧嘩など一度もしたことがない。
だから、プロレス技など、かけられたことがなかった。
く、くるしい!
その僕の顔を、なおかつ、須崎が殴った。
僕は、もう、意識がもうろうとした。
その僕の視線の隅で、須崎が、花恋さんを連れて行こうと
しているのが見えた。
か、花恋さん!!!
僕は、頭を振って、意識を取り戻して、須崎にむしゃぶりついた。
必死だった。
花恋さんは、渡さない!
僕は、ガリ勉で弱っちいけど、男だ。
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