花恋さんはめっちゃ強い!

7/13
前へ
/13ページ
次へ
「花恋を渡すかっ?」 僕は、生れてこの方、喧嘩など一度もしたことがない。 だから、プロレス技など、かけられたことがなかった。 く、くるしい! その僕の顔を、なおかつ、須崎が殴った。 僕は、もう、意識がもうろうとした。 その僕の視線の隅で、須崎が、花恋さんを連れて行こうと しているのが見えた。 か、花恋さん!!! 僕は、頭を振って、意識を取り戻して、須崎にむしゃぶりついた。 必死だった。 花恋さんは、渡さない! 僕は、ガリ勉で弱っちいけど、男だ。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加