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好きな女の子は、死んでも守らなければならない!
そうじゃなきゃ、男に生れた意味がない。
「うわーーー!」
僕は叫びながら、須崎に掴みかかった。
しかし、須崎は、そんな僕の手を、簡単に捻り上げた。
そして、僕は、投げ捨てられた。
花恋さんが俯いて、呟いた。
「…………じゃ」
「えっ? なんだって?」
須崎が訊き返した。
花恋さんが顔を上げた。
花恋さんの顔は、教科書に載っている、金剛力士像のような鬼の形相だった。
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