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おっさん会議
異世界からこんにちワン 第二次トロイア戦争勃発 女だらけの筋肉バトル編後編
飲まれた闇が晴れたのを感じたジョナサン・エルネストは、熱く議論を交わすおっさん達の姿を目撃した。
「正直、甲乙つけがたい人選であるな。誰か一人でもよい。儂の目の前であれをくぱあしてはくれんか。マリタソもユノタソもフラタソも堪らん。あれだけの綺麗所を残らずモノにした救星の勇者は、まさに儂の使いに相応しいエロモンスター、エロモンである。ところで、ハデスの嫁御に倦怠の気配がないのは何故か?儂を紹介してはくれまいか?」
エロモンたあ何だ馬鹿。
あとくぱあなんか許す訳ないだろうがゼウス馬鹿。
ヘスティアにスピニング・トー・ホールド食らってろ。
「ゼウスとハデスのマジの殺し合いを体験したいならしてやろう。その前にマコマコに殺されるだろうよ。ああ娘を狙ってるのか?尚更駄目だぞ。上の娘はもう人妻だぞ?不倫なんか許す訳ないだろうが。アルコルハンマー食らっとけ馬鹿ゼウス」
そうだ馬鹿ゼウス。
ところで帰せ俺を家に。
「まあ、正直誰を優勝させようか。お前達はどうか」
ふう。タバコを一吸いして言ったのは、審査員の一柱、イケメン神のアポロンだった。
バンドマン風の風体に、竪琴を一撫でして言った。
「俺は、アリタソがいい。ありゃあマジでエロかったぞ。ラッキースケベ最高だ。神の子供生んでくれねえかな?」
死ねよアポロン。ユーリ好みのウホのくせに。
危なっかしく立ち上がったのは、片足が麻痺した鍛冶神ヘパイストスだった。
「私は、真琴様とマリタソが甲乙つけがたい。いや!別にアフロディーテ推薦とか関係ないからな!というかハデス様!私用の装具はまだか?!」
まだ元嫁に未練があるのか。
しかも賄賂渡す密談つきって、どんだけマコトさん贔屓なんだよ。
「マコマコ経由で俺にも話が来た。お前は杖なしで歩いてるから、足首さえ固定出来ればほぼ自由に歩き回れるぞ。走るのはまあ無理だ。障害者の問題は、神の世界でも深刻だからな」
「べ、別に体のハンデなんか気にしないんだからな!アフロディーテなんか!アフロディーテなんか!」
陰キャのツンデレおっさんの姿があった。
ところで、他の審査員に目を向けたが、アースツー産の神の姿は一人も、あー。いたよ。
「マルグリ君はどう思う?」
審査員長のハデスーーゴーマの言葉に、唯一のアースツーの神、火神マルグリウスは、素晴らしい何かを思い出しながら言った。
「髪型変えた嫁が現れたようだ。あの素晴らしい尻は、既に神の領域にある。ミナタソの尻は即ハボにもほどがある。だが、エメタソでいいのかという気もある。私としてはイゾタソも捨てがたい。あの2人の同時優勝でよくないか?イゾタソもエメタソもみんな勃起不可避である」
このスケベが。イルミナティがエメルダソックリなのは知ってるよ。
何しろうっかりしちゃいそうになっちゃったし。
って言うかよくエメルダ推薦受けたな。
物凄い天然系で。まあそれはエメルダも同じだけどさ。
あとイゾルテだと?どうでもいいが身内贔屓にもほどがあるだろうが。
というか全員本気なのか?
本気で世界の改編を。
本妻本妻候補でいっぱいぱい。
ちょっと待てええええええええええ!俺の気持ちはどうなんだあああああ?!
「ゴーマああああああああああああああ!俺を家に帰せえええええええボケええええええええええええええええええ!!」
「もうちょい大人しくしてろよ。いずれ出番がある。それまで俺はこの状況を楽しむことにする。ところでマコマコのおっぱい見たか?マジで凄かったろう。あれ?俺だけか?頬っぺにおっぱいの先っちょコチョコチョされたのは。お陰で思う存分マコマコのママ乳を堪能出来た」
「いいなー。嫁乳飲み放題とかよー」
「真琴様のおっぱいは神!」
「だから、ちょっと嫁貸せってハデス。おっぱいだけでもいいよ友達だろう?儂等」
「あのおっぱいで神ポコを挟んでるって誠か?ミナタソはお願いしてもやってくれんのだが」
どいつもこいつも羨ましがっていた。
知るかあああああああああああボケええええええええええええええええええ!!
おっさん達の結論はまだ出なかった。
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