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そして、ランに勧められて単発の髪の子が話しかけてきた。
「は、初めまして、私はアルサーヌと言います。」
どうやら人見知りらしい。
そんな団欒も束の間、小学生くらいの可愛げがある女の子が部屋に入ってきた。
「私の名前はウェンディ 。ここのギルドマスターよ。あなた、転生者だそうね。うちのギルドに入らない?」
「は、はぁ…」
「今日から君は天空の宿のレイ…レイニーだ!」
俺は特に理由もなく承諾し、天空の宿に入ることとなった。
そして、いつの間にか、パーティリーダーに任命され、ランとアルサーヌを含めた3人パーティが結成された。
俺はランにウェンディについて聞いてみることにした。
「あの子、小学生で転生してきたの?」
何やらアルサーヌの強い視線を感じる。
「バカね マスターは精霊族よ。年齢にしてウン万歳なのよ。失礼なこと言わないの!!」
俺はこの後、こっぴどく罵倒され続けた。
次の日、俺たちはパーティの守護神を見つけるため、ミカルの森に行けとマスターに言われた。
「ミカルの森にうちのギルド所属のユンジがいるからパーティに入れてあげるといい」
言われるがまま、俺たちはこのギルド本拠地から北に進み、ミカルの森に向かった。
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