0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぷはぁ〜、ごちそうさま!」
ぼくはママが作ってくれたクッキー2枚と、コップ一杯の牛乳を飲み干して、床に寝っ転がった。あの子に今日は会えてないな。今日のクッキーはママがチョコペンでにこちゃんを描いてくれたから、見せたかったのに。そんなことを思いながら、ぼくはあの子が来るのを待った。
「お外気持ちよさそうだから、ちょっと空気の入れ替えしようかな。」
ママがそう言ってカーテンの端を摘んだ時、
「あっ! あっ! やっと来た!」
今日は門限ギリギリで、いつもより太ったあの子が来てくれた。
「ティンカボイヤーだっ!」
最初のコメントを投稿しよう!