子供の頃の友達はパソコンの向こう

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 ゆうくんは、しょうがく いちねんせい。  いま、わるいびょうきが はやっているので、おとうさんや おかあさんから「おへやの そとにいっては、だめよ」と いわれています。  なので、パソコンで、がっこうの おべんきょうを しています。 「ゆうくん。おともだち できた?」 「うん。ごにん できたよ」 「よかったね」  おかあさんは、うれしそうに わらっています。 「ゆう。パソコンをつかっての がっこうは、たのしいかい?」 「うん。たのしいよ」  おとうさんも、うれしそうに わらっています。  ゆうくんは、がっこうが おわったので、パソコンで ごにんの おともだちと あそびます。 「みんな、なにして あそぶ?」 「ゆうくんは、なにが いい?」 「じんせいゲーム」 「やろう やろう」  ゆうくんと、ごにんの おともだちは、パソコンをとおして、じんせいゲームを はじめました。 「ああ、おもしろかった」 「そうだね。おもしろかったね」 「ゆうくんは、しょうらい、なにに なりたいの?」  ゆうくんは、ウーンと うなって、かんがえています。 「ぼくは、しょうらい、はつめいで おおがねもちに なるんだ」  すると、ごにんの おともだちは、パソコンの がめんごしに いいました。 「わたしは、すてきな アンドロイドと であうの」 「ぼくは、いつ、じしんが くるか、せいかくに あてる、よほうしに なる」 「ぼくは、うちゅうに いって、みちの せいめいたいを さがしに いく」 「わたしは、りょうしコンピュータを、こがたかするの」 「ぼくは、にんげんではない はつの せいじかに なる」  ゆうくんは、みんなの いうことが、むずかしくて わかりませんでした。 「そうだ。あとで、おとうさんに きいてみよう」  ゆうくんは、そう けっしんしました。
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