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「こ、この野郎!」 胴体に風穴を開ける勢いで放たれた銃弾が標的に届く事はない。 理解も追いつかない中で、人影が視界から消えていることに気付く。 「ど、どこに、がっ!?」 後頭部への重い一撃。 背後に回り込まれていたのは攻撃を受けて初めて理解した事だった。 (こいつは、一体……) 幾多の疑問を残し、隊長の意識は途切れていく。 最後に季節外れの肌寒さを感じながら。
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