彼女の名前、的中

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彼女の名前、的中

「あなたの彼女。神田恵理子っていう女性ですね?」  !! 「な、何でそれを知っている!?」  心底驚いた。そして、真夏なのに全身が凍り付くような寒気が襲って来た。 「ははは、言ったでしょう。私は『よろず探偵』ですから」 「さては、お前。恵理子のストーカーか?」  誰かに頼まれて、恵理子の身辺を探っているのかと思った。 「あーっ、はっはっはぁ。そんな訳ないでしょう。私は、あなたのためを思って、この状況を教えてあげたんです。ほら」  目黒が出してきたスマホに、なぜか恵理子の姿が、動画で映っていた。 「こ、これは!!」
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