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 結局僕たちは、そのままとりとめもなく、虹を見ながら他愛のないおしゃべりを続けた。  いつの間にかその虹は姿を消してしまったけれど、僕が落ち込むことはもうなかった。  光の魔法は消えてしまっても、同じくらいに綺麗な、いや、それ以上かもしれない、そんな顔で笑っている女の子が、隣にいるから。  浅生さんがいれば、きっと僕は大丈夫だ。 【fin.】
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