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「…この後、どうしよっか」
「うーん、このままのんびりおしゃべりしててもいいんじゃない?」
「どこか行きたい所とか、無いの?」
「そうだなぁ、じゃあ、今日定休日だったお店に、今度ご飯食べに行こうよ」
「えっ、ああ…いいよ。…今度?」
「そう、今度」
こんど。そのたった三文字に、僕はふんわりと、けれどしっかりと、囚われてしまった。
また、大学の外で、浅生さんと会える。
心の奥から、ふつふつと嬉しさが溢れてくるのが分かった。
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