✳︎✳︎✳︎

11/11

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
 結局僕たちは、そのままとりとめもなく、虹を見ながら他愛のないおしゃべりを続けた。  いつの間にかその虹は姿を消してしまったけれど、僕が落ち込むことはもうなかった。  光の魔法は消えてしまっても、同じくらいに綺麗な、いや、それ以上かもしれない、そんな顔で笑っている女の子が、隣にいるから。  浅生さんがいれば、きっと僕は大丈夫だ。 【fin.】
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加