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圭樹がスマホで見せたのは、実写版アイアイ。その姿はまさに『悪魔の使い』が相応しい、禍々しい姿だった。
桐谷がその画面に絶句してる間に、試合終了の笛がなる。そして、礼を終えた汗だくの苺もバスケットコートから戻ってきた。
「苺、お疲れ」
笑顔で出迎える圭樹の言葉に、苺も「疲れたー」とベンチに座り込んだ。
「あ、さっきね、桐谷が苺はアイアイに似てるって」
「アイアイ?」
圭樹と苺の会話に「まっ、待てっ!」と桐谷は慌てるが、圭樹の手からスマホが苺をに渡る。
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