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深夜に目が覚める。
由美は身体を起こし、着ていたシャツを脱ぐ。食い込んで痛かったブラジャーを外して、ジーンズを脱ぐと、リビングに向かう。
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出す。キャップを開け、ラッパ飲みする。
勢いよく流れ込んだ水が口から零れ、諸肌を濡らす。が、気にせず飲み続ける。
落ち着いたところで、ペットボトルを冷蔵庫に戻して中を覗く。何もない。
扉を閉めて振り返る。
洗濯物を干したままだったが、取り込む気がしなかった。
乾いているならそれでいい。
ベッドに戻り、今度はきちんと布団を被る。
肌に触れるシーツが気持ちよかった。
枕に頭を預け、身体の力を抜く。
眠れ眠れ眠れ、意識する間もなく、眠る眠る眠る。
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