第四章 作戦会議

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 それまでは短かったようで、長かったようで。  なんだか不思議な日々だった。  もう『魔女とロボットの問題解決センター』はなくなってしまったけれど、犯人を見つければ、また復帰させてもらえるかもしれないし。  イオリにはバレてないようだから、 「…………」 「――ルさん! マヨルさん! ……どうしたのですか? そんなにぼーっとして。……緊張してますか?」  緊張しているというよりかは、プレッシャーに押しつぶされている感じかな。  これで犯人を捕まえない限り、あの部の復帰はありえない。  いや、捕まえても簡単には上手くいかないだろう。 「大丈夫です。放課後、マヨルさんはご家族に事情を説明してください。そしてできるだけ多くの方にご協力していただきたいです。魔女とロボットの総戦力で戦いましょう」  そうだ。大丈夫。  私たちはたくさんいるのだから。 「うん」  イオリの予想では、あたりが見えにくい夜を狙ってくるのではないかと言っていた。 「今日の月はどんな形?」 「……もちろん、三日月です。――ま、たまたま偶然ですけどね」  別に三日月だからって戦力が上がるわけじゃないけど。
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