樹海ドライブ 本当にあった怖い話

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 ダブルデートが終わると、車内は二人だけになった。そこで、運転手の男性がポテトチップスの件を思い出しながら話し始める。 「何かいたよね。あそこでポテトチップスを投げるとは思わなかったよ」 「え?何かいたってわかってたの?」  その言葉に彼はコクリと頷いた。 「じゃあ何でブレーキ踏んでくれなかったのよ!」 ─── ─── 「ブレーキペダルの所に誰かの足があって踏めなかったんだよ」  彼女はそう言う彼の表情を見ると寒気がした。後部座席で見たニヤニヤが彼の笑顔と重なる。
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