ぼくとトトロとイケメン御曹司の同居生活②

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「まずは、この子に名前を付けないといけませんね」 (ゆう)が、トトロを見ながら言った。 優は、ぼくの同居人。 っていうか、優の超高級マンションの最上階に、ぼくが居候してるんだけど。 そして、優はイケメンの御曹司。 「名前? トトロなんだから、トトロでいいじゃん」 その小さな白いトトロは、床にちょこんと座り、じっと、ぼくと優を見ている。 優が、トトロに訊く。 「君は、名前はあるの?」 「いいえ、ないんです。良ければ、付けてください」
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