(30)詩:エステル瑠璃 さま

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「どこへ 原爆の子を読んで」(詩集『見知らぬ恋人』より) あの日 不思議な 爆弾が墜ちて来た 人々は あわてふためいた 僕たちは 体が熱くて仕方がない 川に飛びこんだ 川岸につかまっていたけれど 川の流れが早くて つかまっていられない ==僕たち 先に行くね== どこへ? どこへ行くの? あの子たちは 知っていた 海に 流されて 海に 流されて 神様が 待っていてくださる ところへ、、行くと、、 あの子たちは  今、、 あの子たちは お魚になって 泳いでいます 今でも お魚になって 泳いでいます みんな 知らないだけです みんな 知らないだけです お魚になって 泳いでいます 今でも、、 お魚になって 泳いでいます
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