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『キーンコーンカーンコーン』
「終わったー……」
伸びをして机に突っ伏す。
いやー、あっという間だった。
記憶がないくらい。
「寝過ぎだっ」
「あいたっ!」
「職員室来いよー」
担任に叩かれた頭を擦りながらため息を吐きながら席を立つ。
そして座る。
「いや、行きなよ」
「だよね~」
後ろの席からの的確なツッコミにしぶしぶ立ち上がって職員室に向かうことにした。
そしてまた「お前も高2なんだから~、将来を~」とかの話を右から左に流していく。
耳にタコできとりますから。
いや~、スマホで小説見てたらいつも寝るのが遅くなっちゃうんだよね~。
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