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すてきなおはなし✨
すれ違ったのは確かに彼だった。
東の空に星が輝く僅かな時間、私たちは崩れた石の壁を挟んで話しあった。
香りの記憶はどこまでも付き纏うという。
でも私にとってはこれが最後だろう。
もう外に出ることはないのだから。
呼びとめたいと思った。
けれど私はあなたのことを何も知らない。
名前すらも。
文・岡田 朔さん
このブックではお馴染みの仲良くさせていただいてる朔さんから、前回の絵に因んだ素敵なお話を頂きました💕
朔さんありがとうございます😊
時間かかっちゃいましたがやっとコラボできました〜。
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