ししょうのけいふ

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ししょうのけいふ

36c77d26-cbe8-472a-a69e-ae95f23f73e7 前回の大根さんがハンプティダンプティっぽいと聞いて。調子ぶっこいてアリスに出てくるウサギのイメージを銅版画風に描いてみました。 縁はダゲレオタイプ(初期の写真技法)っぽいのを目指してちょっと汚してみました。 以下余談です ↓ 銅版画の歴史は中世から始まって。長く鎖国しまくった日本で、銅版画の手法を使った作品が初めて作られたのが幕末期。本格的に日本の銅版画家が画壇に登場するのは昭和になってからです。 その頃の日本の銅版画家は、初期の印象派みたいに画壇から舐められてたんですよ。めっちゃ奥深い芸術なのに!(ぷんすか!) そんな逆風の中、国際的に高い評価を得るなどして、銅版画の地位向上に大貢献したパイオニアが駒井哲郎。 その駒井哲郎大先生の教え子(だったか孫弟子だったか記憶あいまいだけど系譜だけは確か)が、銅版画の技法を教えてくれた先生でした。 わたしは銅版自体は辞めてしまい、お家断絶しちゃって久しいんですけど、習った技術というか、感覚は忘れたくないなあと思って、ときどき描いています。
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