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かくべきか かかざるべきか
現代フランスの芸術写真家、サラ・ムーンの作品が好きです。ぼやけた輪郭に、独特の美しさと味わいがあって、すっごく素敵なのです。
絵画でサラ・ムーン的にデフォーカスした表現ができないかなあと思って描いた、テスト的なものです。
いつもは細かくゴリゴリ描くけど、今回はそれができなくて苦労しました。
使ったツールはソフトチョークと消しゴムのみです。色は黒のみ。テケトーに黒く塗り潰したあとで、消し方をあれこれ工夫。
塗り潰し系は下絵を入れられないのでエブリシング行き当たりばったり。輪郭線をぼやっと重ねて、かつ、バランスよく形が判るように描くってめっちゃむずいです。
技術的な話をすると、消しゴムブラシの直径をいつもよりかなり大きくとって、練り消しみたいに力加減で消え具合を工夫してブレを作ってます。
細かく描いて写真加工でボカす、が技術的には最も早いのですが、あえてそこもドローイングしてみようと思って。
帽子被って鍔を持った人物のつもりです。
え?見えない?
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