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『やったあああ!』譲が奇声を上げる。 「ああ、ジョー、君のおかげだ。あんなの、誰もマネできないよ。さすがジョーだ」 『以前、DFで似たような状況になってな。武器がビンゴ(残数ゼロ)になっちまって、悔しくて、せめて衝撃波でも食らわしてやる!、って思ってやったらさ、なんと撃墜できちまったんだよな。それで……ちょっと今回もやってみた。名付けて……乱気流(タービュランス)アタック!』 「……」  タービュランス・アタック……なんだかムダにかっこいいネーミングだった。 『これで、シノの仇は取れたな……』 「ああ……」  巧也が小さくため息をついた、その時だった。 『ありがとう……』 「!?」  巧也は心臓が飛び出たかと思う。それは確かに、しのぶの声だったのだ。 「し、シノ……?」 『うん……わたしは、無事だよ……ごめんね、心配かけて……』 「シノ、今、どこにいるの?」 『わたしは、高度2千メートルを水平飛行してる。エリーも一緒だよ』 「そうか……よかった。本当に、よかった……」  巧也は体の力が、ぐったりと抜けるのを感じる。 『シノ……本当に大丈夫なのか? いったい何が起こったんだ?』と、譲。 『うん……実はね……』 %%%
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