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徐々に赤く変化する有栖の瞳と伸びる白い牙。
クロエからの戯れを受け、妖艶なヴァンパイアのペニスも固く勃ち上がってゆく。
カウチに倒された有栖の下腹がクロエの手によって撫でられれば、有栖の腰は浮き、服の下では愛液が滴り始めた。
クロエは有栖のそこへ顔を埋めながら華奢な骨盤に両手を這わせ、腰の動きが早まるのを待ってから前を開いて服を降ろした。
反動するように揺れ出る有栖のペニスは色も形も婬靡なままに濡れそぼり、触れる前からひくりひくりと微動する。
クロエに託されたオルガのエネルギーは殊の外強く、有栖の勃起を口に含んだ途端、先端からは恥じらいもなく甘射精しが始まった。
『行儀良く』と言われても有栖自身が己の勢いを止められない。
緩やかでも確実に感じるオルガの性の香りはクロエの手から、口から、熱くなる吐息からも段々と強さを増し全身を包んでゆく。
有栖は、
トクッ
と、纏まった蜜をクロエの口中に溢した。
「堪えられませんか。
仕方ありませんね、少しだけお手伝いしましょう」
クロエは有栖の首元から黒く細いリボンを抜き取り、白い液を止めどなく溢れさせる亀頭を唇で軽く挟んだまま、素早く迫り上がった睾丸二つを根元のところでそれぞれに割り、縛った。
続いて真上を向くペニスの根も同じように括り、
「ああっ」
有栖のか弱い叫びを得てからようやく口を離した。
「有栖様。
縛られても尚、美しい方」
シルクのシャツに続いて黒いレザーパンツを外され、全裸となった有栖は天井の灯りに向かって身を反り、射精を止めるリボンの締め付けに顔を歪め、両手で睾丸を包み黒紐の結び目を探る。
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