透くん

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透くん

それからというもの、私たちは毎週、その授業の始まる前の少しの間だけ会話するようになった。 透くんは多くのバイトを掛け持ちしているようで、授業が終わると「じゃあ、また。」とだけ言って、バタバタと教室を去るのだ。
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