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ハルメスは返事をするのに躊躇した。
相手は継承者でなくとも王族である。
一般の娘が嫁いでいいところではない。
歴とした名家でさえ、嫁げ無い可能性さえある王家に自分は相応しくない。
「......ハルス、ごめんなさい。その気持ちは受け取れないわ。」
「それは、俺が王族で君が一般人だからか?」
「えぇ...それもあるわ。私は貴方に相応しくない。隣に並べる人ではない。それに、......王族は一夫多妻制でしょう?私は私だけを愛してくれる人が良いの。」
「...はぁ...ハルメス良く聞いてくれ。俺の隣はお前しか要らないし、欲しくもない。父上が何といおうが俺はハルメス以外を好きになら無い。」
真っ直ぐな目でハルメスに討ったいかける。
とうとう、それにやられハルメスは承諾した。
その日のうちに国王に報告したという。
これからは、この二人の息子娘の話である。
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