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 そんな好青年に好意を持たれ、ぐいぐいと来られては初心のエステル王女にとってはひとたまりも無い、好きになるに決まっている。  しかし好きになればなる程、辛くなるのだ...決して結ばれない相手だとわかるから。 「どうしたら帰ってくれるのかしら...」  本当は帰って欲しくは無い気持ち、傷つきたくないからもう帰って欲しい複雑な気持ちを抱きながらエステル王女はゆっくりと眠りについた。 ―――・―――・―――・――ー  
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