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「エステル王女にどうしても会いたくて...」
うっとりした目で見つめられるも、その周囲に見える『運命の女性?』らしきものがまだ大量に見えて気持ち悪い。
「待たせている方が居るので急いでるの!離しなさい!」
「またお見合いですか?」
「モンティ侯爵には関係ないわ?それに貴方後ろにはまだ大量に女性の影が見えるのだけど!」
「はは、またそんな事を...」
エマヌエーレとは別の執着を見せるモンティ侯爵が気持ち悪い、嫌だ早く離れたい。
「無礼者!離しなさい!」
何とか掴む手を離そうとするも、意外と力が強いのかなかなか離れない。
何でこんな時に従者を付けなかったのかと後悔するも、一人で部屋に戻りたかった為に仕方ない。
しかも今日はザワザワと騒がしいせいでむしろ気付かれない...いやだからこそこの男はやって来たのか!
「エステル王女の見えている言う女性とやらは全部縁を切ってきました」
「嘘ね...だってまだ大量に見えるもの」
エステル王女はモンティ侯爵を睨む、そう『運命の女性?』達の影がモンティ侯爵の身体に巻きついていてとにかく気持ちが悪いのだ。
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