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〝ユラ、どうした?話ってなんだ?俺達のことなのか?〟
〝…驚かないで聞いてくれる?〟
〝そう言われて、驚かないとは言えないだろ?心臓に悪いからいい知らせなのか何かの相談なのかだけでも先に言ってくれる?〟
〝いい話と私は思ってる。
実はね理音くん、赤ちゃんできたの…
私、赤ちゃんを産んでもいいよね?〟
〝本当なのか?
赤ちゃん授かったんだな。
—— 結星、体は大変だと思うけど産んで欲しい。 産んでくれるか?〟
結星の綺麗な目からいくつもの涙がポロポロ溢れている
結星の頬を包み、瞳を見つめながらもう一度赤ちゃんを産んで欲しいと伝えた
胸の中に収まった結星は優しい涙をながしながら、〝うん。理音くん、ありがとう。私、ちゃんと赤ちゃん産むから、これからもよろしくね。〟とその甘く可愛らしい顔で微笑んだ
その愛らしい唇にそっと口付けた
この可愛くて綺麗な妻にずっと心を鷲掴みされている
たまらないこの思いをその華奢な体にダイレクトに伝えるには激しい動きは暫く禁止だな
再び禁欲生活を強いられるがそれはやむを得ないことだ
二人の愛の結晶が今、結星のお腹の中で育ち始めたのだから…
いつまでも若い結星
皇を産んで育てて、仕事も家事もこなす妻
君と皇…これから生まれてくる子供
待ちに待った第二子を授かったのだ
飛び上がるほど嬉しかったのはいうまでもない
そのうち皇にもお兄ちゃんになる話を言わなきゃいけない
結星にも大きくなってきた皇を無理して抱っこしないように言わないとな
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