ぼくとトトロとイケメン御曹司の同居生活⑤

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翌朝、夏美は、朝食を一緒に食べると、帰って行った。 優も、会社へ行く。 ぼくは、また、街へ出てうろうろした。 ぼくは、基本、人間は好きじゃない。 でも、大きな、高い視点で見ると、人間は愛おしいものだと思う。 いつか、死んでしまうのに、生きている。 それだけですごいことだ。 そうは、思う。 しかし、ぼくは、所詮、一人だ。 彼氏は、その時々で変わるけど、これまでの彼氏は、みんな自分勝手だった。 ぼくをいいように利用して、捨てた。 ぼくは、その度に、性格が歪んだ。 でも、一人じゃ、生きていけなくて、また、裏切られると思いながら、誰かを 求めてしまう……。
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